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“爆弾低気圧”根室市では高潮で避難勧告

2014年12月17日 15:17
“爆弾低気圧”根室市では高潮で避難勧告

 猛烈に発達した、いわゆる「爆弾低気圧」の影響で、北海道では「数年に一度」の猛吹雪となっている。

 低気圧が北海道付近で台風並みに発達したため、低い気圧と強い風によって高潮が発生した。根室市の沿岸地域は床上浸水などで730世帯に避難勧告が発表された。北海道では広い範囲で猛吹雪が続いており、最大瞬間風速は根室で39.9メートルを観測。帯広空港では、16日から17日午後2時までに74センチの雪が降った。

 18日にかけて強い冬型の気圧配置が続くため、北日本や北陸を中心に暴風や大雪が続く見込み。予想される最大瞬間風速は、北海道で50メートル、東北で40メートル、北陸・関東甲信・東海・四国・近畿・中国で35メートル、九州で30メートル。18日昼までに予想される雪の量は、多い所で、北陸で120センチ、北海道・東北で80~90センチ、関東甲信・東海・近畿北部・中国で60センチ、四国・九州北部で20~30センチとなっている。

 猛吹雪や、吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に厳重な警戒が必要。