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「タカタ」に全米規模でリコール“命令”

2014年11月27日 10:28

 アメリカの運輸当局は一部の地域で行われている大手自動車部品メーカー「タカタ」が製造した運転席用のエアバッグのリコールを全米規模に拡大するよう、事実上命令した。

 タカタ製の運転席用エアバッグをめぐっては、高温多湿の地域で破裂する恐れが高いとして、アメリカの南部を中心にリコールが行われている。

 道路交通安全局は、これ以外の地域でも事故が起きているとして、先週、リコールの対象地域を全米に広げるよう指示した。しかし、「タカタ」側がこれを拒否し、事故原因に関する報告も行っていないなどとして、26日に改めて対象地域を拡大するよう求めた。

 来月2日までにリコールを届け出ない場合には、車1台につき最大7000ドルの制裁金を科す可能性もあるとしていて、リコールを事実上、命じた形。