×

小保方氏の研究室廃止 理研CDB改組へ

2014年11月14日 19:19

 STAP細胞の論文をめぐる問題で、理化学研究所は、今月21日付で小保方晴子研究ユニットリーダーの研究室を廃止するなど神戸のCDB(=発生・再生科学総合研究センター)を改組すると発表した。

 これは理化学研究所が今年9月に発表していた改革案に基づく組織改編で、CDBは21日付で「多細胞システム形成研究センター」として生まれ変わる。

 在籍していた439人の研究者・スタッフのうち110人を他のセンターに移管する他、40あった研究室は他のセンターに移管したり、統廃合したりして半分に縮小。小保方氏の研究室も廃止になり、小保方氏の所属は埼玉県和光市の理研本部付になるという。また、竹市雅俊センター長は退任し、新しいセンターの特別顧問に就任する。

 理研の野依良治理事長は「他の研究機関などとの連携にも十分配慮して、最大の成果が得られるよう努めてまいります」とコメントしている。