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九十九里海岸のケガしたトド、保護へ

2014年11月4日 11:57
九十九里海岸のケガしたトド、保護へ

 千葉県山武市の九十九里海岸に、本来、北太平洋に生息し、日本では北海道の沿岸部などで見られるトドが2日から現れている。トドはケガをしていて、まもなく市などが保護することにしている。

 トドがいる九十九里海岸の蓮沼海浜公園には、トドを一目見ようと多くの地元の人たちなどが取り囲んでいる。トドは背中からおなかにかけて3か所のケガが確認されていて、夜の間、ほとんど、移動しなかったとみられる。また、ほとんど寝そべった状態で、時折、上半身を起こす程度の動きしかない。

 山武市役所の職員「昨日は近づくと海へ逃げていく感じだったんですけど、今日はもう近づいても逃げる元気がない状態ですね」

 トドはオトナのメスだということで、まもなく鴨川シーワールドの職員が到着し次第、おりの中に保護することにしていて、トドはいったん鴨川シーワールドが引き取り、ケガの治療をするという。