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赤ちゃん、糖尿病患者は重症化も デング熱

2014年9月11日 16:05
赤ちゃん、糖尿病患者は重症化も デング熱

 デング熱の感染が広がる中、実際に患者を診た医師が11日に講演し、感染しても症状が出ない人が多い一方、生後6か月を超える赤ちゃんは重症化しやすいとして注意を呼びかけた。

 国際医療研究センター・忽那賢志医師「乳幼児、特にお母さんからの免疫が消えるころ、6か月から12か月ぐらいは重症化しやすい。糖尿病をお持ちの方は重症化しやすい」

 国際医療研究センターでは今回、国内でデング熱に感染した15人を診察したが、重症者はいなかった。症状の特徴は、高熱が1週間程度続き、頭痛や筋肉痛を伴うことが多く、風邪のような咳(せき)や鼻水は出ないという。また、熱が下がるころに発疹が出るのが特徴だとしている。デング熱に感染しても、5割から9割の人は症状が出ないという。

 なお、厚生労働省によると11日午前11時現在、国内での感染者はさらに増え、103人に上っている。