大雨による土砂崩れで２人が死亡した北海道の礼文島では、２６日も復旧作業が続いている。２６日朝は、北海道知事が現地を視察した。礼文町から札幌テレビの急式裕美アナウンサーが中継。

　北海道の高橋はるみ知事は２６日朝、礼文町にフェリーで入り、役場の小野徹町長から説明を受けた後、現地を視察している。

　土砂崩れで２人が死亡した船泊地区では花を手向けて、土砂崩れの状況などを確認した。この地区では、過去に土留めの工事が行われていることから、北海道は工事の効果を検証することにしている。

　また、トンネルが土砂で埋まって道路が寸断された現場も訪れた。孤立している元地地区には高齢者を中心に８０人余りが生活している。町の担当者は状況について「山にまだ水が残っていて、現場付近の地盤が緩い」ことなどを説明して、北海道の支援を求めた

　礼文町は、孤立している地区の足りない物資については２６日午後から船などを使って運び込む事を検討している。