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列車で到着の遺体、アムステルダムへ

2014年7月22日 20:34

 マレーシア航空機の墜落で死亡した人の遺体をのせた列車が向かっているウクライナ東部・ハリコフから、石川真史記者が報告する。

 ハリコフにある工場には、遺体を収容するためと、機体の一部など証拠品を保存するための倉庫が用意されているという。遺体の移送先としてハリコフが選ばれた理由には、ウクライナ政府が完全に掌握して治安が安定していることがある。危機管理センターも設置され、最大の犠牲者数を出したオランダなど国際専門家チームが21日から活動を本格化させている。

 列車で着いた遺体は、遺族との対面などは行わずに、すぐに飛行機に乗せ換えられ、オランダ・アムステルダムに向かう見込みだ。アムステルダムにはDNA鑑定など身元を確認するための最新の設備があるためで、出発の空港にはオランダの輸送機がすでに到着しているという。

 また、遺体の保存状況について、オランダの専門家は「良い」と21日に話していた。遺体はアムステルダムに到着後、遺族との対面が行われる見通し。