福島第一原発 深い地下水まで汚染か
福島第一原発の地下を流れる地下水について、東京電力は事故後に土壌にたまった放射性物質の一部が深い場所を流れる地下水まで染みこんでいる可能性があることを明らかにした。
福島第一原発の地下では、山側から海側に向かって地下水が流れていて、浅い場所を流れる地下水には事故後に土壌にたまった放射性物質の一部が染みこんでいるとみられている。
最近の調査で、さらに深い場所を流れる地下水からもトリチウムが検出されたことから、東京電力は浅い場所の地下水に染みこんだ放射性物質が深い地下水まで染み出している可能性があることを初めて明らかにした。
最近の大雨で地下水の水位が変わったことや、海側の地下を通る配管の壁などを伝って放射性物質を含む水が地下深くまで到達した可能性が高いという。