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深海ザメ「メガマウス」を公開解剖 静岡市

2014年5月6日 20:49
深海ザメ「メガマウス」を公開解剖 静岡市

 先月、静岡市清水区で、深海に生息する巨大なサメ「メガマウス」が捕獲された。6日、東海大学海洋科学博物館で、そのメガマウスの解剖が公開され、多くの家族連れなどがその様子に見入った。

 ゴールデンウイーク最終日、世界で58例目となったメガマウスの解剖には、親子連れなど1500人以上が詰めかけた。このメガマウスはメスで、先月、清水区由比の沖合800メートル付近で、定置網にかかったところを地元の漁師が捕獲した。測定の結果、全長4メートル46センチ、重さは677キロだった。

 会場では、謎に満ちたメガマウスの生態について説明された後、腹に沿って包丁が入れられ、内蔵が取り出されると、来場者は触ったり、においをかいだりしていた。

 解剖は約4時間にわたり、胃の中からはエビに似たプランクトンなどが見つかった。今後は餌の食べ方などを研究するという。