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東日本大震災以来 東京23区で震度5弱

2014年5月5日 7:14
東日本大震災以来 東京23区で震度5弱

 気象庁によると5日午前5時18分ごろ、東京23区で震度5弱の揺れを観測する強い地震があった。東京23区で震度5弱以上の揺れを記録したのは2011年3月の東日本大震災以来の事になる。

 気象庁によると、東京23区では震度5弱を観測した。震度4を観測したのは、東京多摩東部、栃木南部、群馬南部、埼玉北部、埼玉南部、千葉北西部、千葉南部、神奈川東部、神奈川西部となっている。震源地は伊豆大島近海。震源の深さは160キロ。地震の規模を示すマグニチュードは6.2と推定される。

 今回の地震で政府は、首相官邸の危機管理センターに、官邸連絡室を設置して情報収集などをおこなっている。5日朝の地震では東京都千代田区にある気象庁の地震計で震度5弱の揺れを記録したが、気象庁によると東京23区で震度5弱以上の揺れを記録したのは2011年3月の東日本大震災以来の事だという。

 今回の地震は相模湾の深さ160キロという非常に震源の深い地震だった。一般的に震源の深い地震の場合は、余震活動は高くない事が多いが今後もしばらくの間は余震に注意が必要。

 交通機関への影響。日本道路交通情報センターによると、東名高速の上下線で東京IC~御殿場IC、圏央道で海老名JCT~相模原愛川IC、東京外環道で、大泉JC~三郷南ICで、安全確認のため最高速度を50キロに規制しているという。

 JR東日本によると5日午前6時半現在、総武快速線は、下り線の一部列車に遅れがでている。また、中央線快速電車でも下り線の一部列車に遅れがでている。横須賀線上下線の一部列車に遅れがでている。また、東海道線は、東京~小田原駅間の下り線の一部列車に遅れがでている。外房線は勝浦~安房鴨川駅間の上下線で運転を見合わせている。京浜東北線は、上下線の一部列車に遅れがでている。中央・総武各駅停車は、上下線の一部列車に遅れがでている。内房線は、木更津~安房鴨川駅間の上下線で運転を見合わせている。