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STAP細胞、論文取り下げも視野に…理研

2014年3月11日 19:04
STAP細胞、論文取り下げも視野に…理研

 理化学研究所の小保方晴子さんらが発表したSTAP細胞について、10日、共同研究者の一人である山梨大学・若山照彦教授が論文に重大な疑問点があるとして「論文の撤回」を呼びかける異例の事態となっている。これに対し、理化学研究所は11日午後3時に会見を開き、「論文の取り下げを視野に入れて検討する」と表明した。

 理化学研究所・加賀屋悟広報室長「世間をお騒がせしておりまして誠に申し訳ございません。調査結果を踏まえて、理研として(小保方さんらに論文の)取り下げの勧告ですとか(もありうる)」「(Q.小保方さんは最近何をしている?)研究を基本的には進めている」「(Q.気落ちしているとか、ろうばいしているとかは?)個人の心情なので明確に答えられないが、一般的に見て大きなストレスになっているかと思う」

 また、論文の取り下げを求めていた若山教授に、小保方さんからメールが届いたことがわかった。

 若山教授は11日午後5時頃、再び会見を開き、「『僕(若山教授)の考えは本当に正しいと思います』というような(メールの)内容。僕の意見をよく聞いて、これから検討しますと」話した。

 理化学研究所は14日に会見を開き、調査の経過を報告するとしている。