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「STAP細胞」論文撤回し精査を~文科相

2014年3月11日 13:23
「STAP細胞」論文撤回し精査を~文科相

 新しい万能細胞「STAP細胞」の論文に様々な疑問点が指摘されている問題で、共同研究者の一人が10日夜、論文の撤回を呼びかけたのに対し、下村文科相はいったん論文を撤回すべきとの考えを明らかにした。

 「もう一度、論文の精査をして疑義がないようなものにして、当事者(小保方晴子さんら)が改めて世間に対して明確に出すべきだと思います」-下村文科相は11日午前、このように述べ、山梨大学・若山照彦教授の呼びかけに応じて論文を撤回し、精査すべきとの考えを明らかにした。

 一方で、理化学研究所が14日にも調査の経過報告を行う、と聞いているとして、下村文科相は「理研の対応を見守りたい」と述べた。