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来年度予算案が衆院通過 年度内成立が確定

2014年2月28日 22:14
来年度予算案が衆院通過 年度内成立が確定

 過去最大の歳出規模となる来年度予算案が28日午後の衆議院本会議で与党などの賛成多数で可決され、参議院に送られた。

 採決では民主党や日本維新の会など野党各党が、「さらに審議を尽くすべき」「不要不急のものが多く、旧態依然の予算案だ」などと反対したが、与党などの賛成多数で可決され、参議院に送られた。

 予算案の実質的な審議日数は14日間で、衆議院では2001年以降、最も速い通過となる。参議院では来月3日に審議入りするが、憲法の規定により仮に議決されなくても参議院に送られてから30日で自然成立するため、年度内の成立が確定した。

 安倍首相「いよいよ来週から参議院に(審議の場が)移ります。さらに一層気を引き締めて、丁寧に誠実に対応したい」

 民主党・海江田代表「(安倍政権は)数の力で押し切って、できるだけ少ない(審議)時間でいいと、そういう考え方ではないだろうか。それは国民無視の考え方だと思う」

 来年度予算案は4月からの消費税率引き上げに備え、一般会計の総額が過去最大の約96兆円に上る。