すし店に“フグのひな飾り”山形・鶴岡市
3月3日のひな祭りを前に、山形・鶴岡市のすし店に、今、ちょっと変わったひな飾りが展示され、お客さんから人気を集めている。
鶴岡市山王町にある千葉寿司。店内の一角に展示されたひな飾りは、鶴岡市の庄内浜で水揚げされた旬のアカメフグの皮を使って作られている。店では、にぎりずしや、から揚げなどとして提供されているが、このフグの皮の部分は毒があって捨てられてしまうため、板長の榎本清秀さんがこれを有効活用しようと考え出した。榎本さんは、これまでにもフグのクリスマス飾りなどを製作していて、今回初めてひな飾りに挑戦した。
仕事の合間を縫っての製作は、身をくりぬいて残った皮を乾かし、中に綿を詰めたり、布で作った着物を着せたりして行われた。
1週間ほど前から展示され、かわいらしい姿が、お客さんに好評を得ている。
このひな飾りは来月中旬まで展示されているという。