ZARD「負けないで」英語の教科書に掲載
2007年5月に40歳の若さでこの世を去ったZARDの坂井泉水さんの代表曲「負けないで」が高校英語の教科書に教材として取り上げられることが、分かった。
掲載される教科書は高校英語「MY WAY English Communication II」(三省堂)で、英文テキストのタイトルは「An Encouraging Song」。
テキストでは「負けないで」が1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災の際に多くの人々を励ましたことや、1994年に選抜高等学校野球大会のテーマ曲に採用されたことのほか、作詞を担当した坂井が言葉にこだわり、制作に精力を注いで完成させたことなどが紹介される。
三省堂は「負けないで」を「約20年間色あせることなく今もって若者の間で『人生の伴走歌』として歌い継がれてきている」「打ちしおれた心、挫折感を味わった心の状態の時、ひとりそっと口ずさむことによって、自分の味方になっていっしょに人生を走ってくれる歌」と評したうえで、教科書に採用した理由を「『ことば』そのものがもっている大きな測りしれない『魔法の力』に気づいてもらい、この多感で悩み多い高校時代を強く乗り切っていってもらいたい。そのような思いを込めて、『負けないで』を教材として取り上げさせていただきました」としている。
教科書は、現時点で全国約400の高校で採用されることが決定しているという。
また、ライブやプロモーションビデオをもとに構成する恒例のフィルム・コンサート「ZARD Screen Harmony」が5月25日に大阪で、5月27日に東京で開催されることも発表された。