猪瀬知事の辞職表明を受け、各政党は都知事選挙の候補者選びに入った。

　自民党幹部は、「年内に勝てる候補者を選ばなければならない」と語った。勝てる候補者は誰なのか、各党とも見極めに必死だ。

　安倍首相「後継者については、今日まだ知事が辞任を表明したばかりでありますから、われわれも全くまだ白紙であります」

　知事選について、自民党幹部からは東京オリンピック担当でもある下村文部科学相を推す声が上がっているが、下村文科相は１９日朝、出馬に否定的な考えを示した。

　下村文科相「（職務に）非常にやりがいを持ってやっていますし、自ら途中で投げ出すという思いは持っておりません」

　自民党では橋本聖子参議院議員や小池百合子元防衛相の名前も上がっている。こうした中、有力な候補の１人とみられている舛添元厚生労働相は次のように話した。

　舛添元厚労相「まだ、何も考えていません。ただ、今のんびりしていますから」

　この他、民主党では蓮舫元行政刷新担当相を推す声がある他、東国原前衆議院議員の出馬も取りざたされている。知事選に向け、各政党とも一斉に走り出している。