韓国の済州島で２８日、男（５４）が営業中のサウナに放火し客らに刃物で切りつける事件をカメラが捉えていた。

　サウナの売店で男がガソリンをまきちらし、ライターで火をつけた瞬間、辺りは炎に包まれた。休憩室で、仮眠を取ったりくつろいでいたりした客はあわてて逃げ出したが、５人が軽いヤケドを負った。

　火をつけた男はその後、刃物を振り回し、従業員１人が手首を切られ重傷。男は放火などの疑いで逮捕された。

　男は「サウナの経営者とトラブルを抱えていた」「あまりにも悔しかった。法律では到底、解決できないと思った」と供述している。

　また、男はガスボンベ１６本を持って押し入っていて「爆発させるつもりだった」と話しているという。