×

福島第一原発、3号機から“湯気”上がる

2013年7月18日 13:19
福島第一原発、3号機から“湯気”上がる

 東京電力は、福島第一原発3号機から、白い湯気のようなものが上がっていると発表した。原子炉の状態に変化はないという。

 東京電力によると、18日午前8時20分頃、福島第一原発3号機の原子炉建屋5階部分にある機器貯蔵プールから、白い湯気のようなものが上がっているのを、作業中のクレーンに取り付けられたカメラが捉え、作業員が確認した。今のところ、原子炉の温度や圧力、周辺の放射線量などに大きな変化はなく、午前9時20分時点で、原子炉内が臨界には達していないことも確認されたという。

 東京電力は、原子炉の状態に変化がないことから大きなトラブルが起きている可能性は低いとみているが、事故が起きてから、原子炉建屋から湯気が上がった例はなく、火災の可能性も含めて原因を調べている。