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元従軍慰安婦2人、橋下市長との面会中止

2013年5月24日 10:57
元従軍慰安婦2人、橋下市長との面会中止

 旧日本軍の従軍慰安婦問題に関する一連の大阪市・橋下市長の発言について、橋下市長との面会を申し入れていた元慰安婦の韓国人女性2人は、24日午前の面会をキャンセルした。

 元従軍慰安婦で韓国人の金福童さんと吉元玉さんは24日午前11時に、大阪市役所で橋下市長と面会する予定だった。しかし、23日夜、2人を支援する団体との協議で、面会の中止を決定した。

 橋下市長は、旧日本軍の従軍慰安婦問題に関して「当時、慰安婦制度が必要なのは誰でもわかる」などと発言し、女性らは、橋下市長に対して発言の撤回と謝罪を求めていた。

 支援団体によると、元慰安婦の2人は、17日に来日して以降、日々報道される橋下市長の一連の発言について怒りを覚えるとともに、体調と気分が悪くなり、会う気力がなくなっているという。