首からぶら下げるとウイルスを除去できるとうたった商品でヤケドをする事故が相次いでいるとして、消費者庁は直ちにこの商品の使用をやめるよう呼びかけている。

　問題の商品は、中国で製造され、石川・金沢市の「ダイトクコーポレーション」が先月から販売している「ウイルスプロテクター」。次亜塩素酸ナトリウムを含む錠剤の入った袋を首からぶら下げて使うと、周りのウイルスや菌を除去できるとうたっている。しかし、幼児が胸に大ヤケドをするなど、この商品で胸や腹などにヤケドをしたという情報が、消費者庁にこれまでに６件寄せられた。

　錠剤に汗などの水分が加わると強酸性になり、服の上からでも皮膚に強い刺激を与えるおそれがあるという。

　国内で７０万個が流通しており、消費者庁は直ちに使用をやめるよう呼びかけている。