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中国のレーダー照射は「事実」 米国務省

2013年2月12日 10:58

 中国政府が自衛隊の護衛艦へのレーダー照射を「ねつ造だ」と主張していることに関連し、アメリカ政府は11日、照射は「事実」であるとの認識を示した。

 アメリカ国務省・ヌーランド報道官はレーダー照射について、「同盟国である日本政府から説明を受け、これ(レーダー照射)は実際に起きたと理解している」と述べ、日本政府の主張を支持する姿勢を明確にした。

 アメリカ政府は、レーダー照射が明らかになって以降、「不測の事態を招きかねない行為だ」として、中国側に繰り返し自制を求めている。

 また、ヌーランド報道官は沖縄・尖閣諸島をめぐり、クリントン前長官が示した「日本の施政権を害する行為は一切認めない」との方針は、ケリー長官にも引き継がれていると強調した。