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訪中の鳩山元首相、尖閣は「係争地」と主張

2013年1月17日 13:16

 中国を訪問している鳩山元首相が16日、中国の要人らと会談し、沖縄・尖閣諸島について「係争地と認めることが大事だ」と中国側に伝えたことを明らかにした。

 中国を訪問している鳩山元首相は16日、賈慶林全国政治協商会議主席ら中国の要人と会談し、中国が領有権を主張する尖閣諸島の国有化をめぐり悪化する日中関係について意見交換した。

 「なんらかのお互いに意見の食い違いがあるということは(尖閣諸島は)係争地であるということをお互いに認めるということが大事ではないかと(伝えた)」-鳩山元首相は、日中国交正常化時に双方が尖閣諸島の問題について「棚上げをした」とした上で、「その認識に戻ることが求められている」と中国側に伝えたことを明らかにした。これに対して、中国側は「基本的に同意する」と答えたという。

 尖閣諸島をめぐって「領土問題は存在しない」という日本政府の見解と異なる鳩山元首相の発言に波紋が広がりそうだ。