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北朝鮮が“弾道ミサイル”打ち上げを予告

2012年12月1日 18:09

 北朝鮮は1日、事実上の長距離弾道ミサイルを10日から22日までの間に打ち上げると発表した。

 朝鮮中央通信は宇宙空間技術委員会のスポークスマンの話として、10日から22日までの間に「人工衛星」と称する事実上の長距離弾道ミサイルを北西部・東倉里の発射場から打ち上げると発表した。「4月に失敗した打ち上げの欠陥を分析し、衛星と運搬ロケットの信頼性と精密度を改善するための作業を進めた」としている。

 東倉里の発射場では、先月下旬に撮影された衛星写真で、人やトラックの動きが活発になり、数多くの燃料タンクが運び込まれていることが確認されており、ミサイル発射の準備が進められているという見方が出ていた。

 北朝鮮の隣国・韓国では19日に大統領選の投票を控えており、自らに有利に働く候補を当選させようとする狙いもあるものとみられる。