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空港で警察官を不審者と勘違い 22便遅れ

2012年11月17日 16:06
空港で警察官を不審者と勘違い 22便遅れ

 大阪国際空港で17日朝、「捜査のため」として保安検査場を通過した男性警察官を検査員が不審者と勘違いし、一時、飛行機の発着を見合わせる騒ぎがあった。

 17日午前6時20分頃、大阪国際空港の警備派出所に「保安検査場で警察手帳を示した不審な男性を通過させた」と通報があった。このため、「日本航空」は飛行機の発着を一時見合わせた上で、男性の身元を確認したところ、約1時間半後に大阪府警の警察官だったことがわかった。警察官は、空港の検査員に「捜査のため急いでいる」と警察手帳を示して手荷物検査などを受けずに通過したが、他に必要な専用の通過証などは示されず、大阪府警から連絡もなかったという。

 警察官は捜査対象者を尾行中だったということだが、日本航空では22便の発着に遅れが出て、約2800人に影響したという。