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JAグループ、全国大会で「脱原発」初表明

2012年10月11日 22:26
JAグループ、全国大会で「脱原発」初表明

 全国農業協同組合中央会(JA全中)の全国大会が11日、東京都内で開催され、JAグループとして「脱原発」の考えを初めて表明した。

 大会は3年に1度行われ、JAグループ全体の方針を決める。大会では、安心・安全な農産物を消費者に提供するため、将来的な「脱原発」を目指すべきとの考えを示した。JAグループが「脱原発」を表明するのは初めてで、JA全中・萬歳会長は「30年代に原発ゼロを目標とする政府の方針は整合性がない」として、脱原発に向けた政策の実現を求めることを明らかにしている。

 原発に代わるエネルギー資源については、太陽光などの自然エネルギー発電やバイオマス資源など、各地域のJAのエネルギー資源を最大限に活用したいとしている。