×

和歌山県警科捜研研究員 鑑定結果ねつ造か

2012年8月16日 12:01
和歌山県警科捜研研究員 鑑定結果ねつ造か

 和歌山県警科学捜査研究所で化学係を担当する男性主任研究員(49)が鑑定結果をねつ造した疑いがあり、和歌山県警が内部調査を始めていたことがわかった。

 県警によると、この研究員は鑑定結果の決裁を受ける際に正しい資料ではなく過去の資料を使うなどしており、内部調査に対して行為を認めている。

 ねつ造された鑑定結果が刑事裁判で証拠採用されれば公正な裁判が妨げられるが、県警は「裁判への影響は今のところなく、ただの規律違反」と釈明している。違反行為は7つの事件で確認されており、県警は引き続き調べている。