×

「幸福度」指標 日本は36か国中21位に

2012年5月23日 15:55

 OECD(=経済協力開発機構)が22日に発表した国民生活の豊かさや「幸福度」を表す指標で、日本は36か国中、総合で21位となった。

 これは、欧米や日本などの加盟国にロシアとブラジルを加えた36か国を対象に「幸福度」を示す指標をまとめたもので、「収入」や「住居」などの11分野がある。

 日本は、犯罪被害にあった人が少ないことなどから、「安全」の分野で1位、読解力の高さなどから、「教育」の分野では2位と高い水準だった。しかし、「生活の満足度」では27位、女性が出産後、再び正規雇用を得ることの難しさなどが指摘された「仕事と生活のバランス」では34位と低い水準となり、総合では21位だった。

 総合1位は去年に続いてオーストラリアで、2位はノルウェー、3位はアメリカと、上位10か国には北欧や北米の国が多く入っている。