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鳩山氏のイラン訪問 野田首相が懸念示す

2012年4月5日 16:38
鳩山氏のイラン訪問 野田首相が懸念示す

 民主党・鳩山元首相が6日からイランへの訪問を予定していることについて、「二元外交になる」と批判の声も上がる中、野田首相は5日の参議院予算委員会で、「我が国の国際協調の立場と整合的でなければいけない」と述べ、懸念を示した。

 自民党・山本一太議員「(鳩山元首相のイラン訪問を)やめさせていただけませんか」

 玄葉外相「私としてはそういう思いもなくはありません」

 山本議員「鳩山元首相が行ったら絶対にロクなことにならない。止めるのか、止めないのか?」

 野田首相「特に政府の立場を明確にお伝えした上で、どういう気持ちなのかも含めて、意思疎通をして、その上で判断していきたい」

 野田首相はまた、「我が国の国際協調の立場と整合的でなければいけない」と、鳩山元首相が6日から予定しているイラン訪問に懸念を示した。

 さらに玄葉外相は、山本議員が訪問を中止させるよう求めたのに対し、「そういう働きかけを全くしていないわけではない」と述べた。

 鳩山元首相のイラン訪問をめぐっては、政府内からも「二元外交になる」などと批判的な声が上がっている。