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千葉・茨城で震度5強 銚子市で液状化現象

2012年3月15日 12:27
千葉・茨城で震度5強 銚子市で液状化現象

 14日午後9時過ぎ、千葉県東方沖を震源とする強い地震があり、千葉・銚子市と茨城・神栖市で震度5強の揺れを観測した。この地震で、千葉・船橋市で1人が死亡した。また、銚子市では、道路の側溝とアスファルトの隙間から水が噴き出し、液状化現象が起きた。

 気象庁によると、14日午後9時5分頃、千葉県東方沖を震源とする地震があり、銚子市と神栖市で震度5強、千葉・旭市と茨城・日立市で震度5弱の強い揺れを観測した。地震の規模を示すマグニチュードは6.1だった。この地震は、去年3月の東日本大震災の余震とみられている。

 震度3を観測した船橋市では、95歳の女性が地震の直後に体調が悪くなり、搬送先の病院で死亡が確認されたことから、千葉県は、地震によって1人が死亡したと発表した。震度5強を観測した銚子市では、商業ビルの窓ガラスが割れ、民家のブロック塀が倒れる被害も出た。

 また、銚子市内では、約100メートルにわたり、道路の側溝とアスファルトの隙間から水が噴き出し、液状化現象が起きた。銚子市によると、液状化は既に止まっており、15日に改めて、水が噴き出した箇所を点検するという。また、旭市や日立市などでも15日、市内の道路や水道の見回り、公共施設の点検などを行うことにしている。