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汚泥焼却灰、27日から埋め立て開始

2011年10月26日 22:07
汚泥焼却灰、27日から埋め立て開始

 放射性物質を含む汚泥の焼却灰の処理をめぐり、東京・多摩地区の下水処理場では保管場所が足りず、問題となっているが、東京都は26日、中央防波堤への埋め立てを27日から開始すると発表した。

 多摩地区にある7つの下水処理場で処理された汚泥の焼却灰からは、最高で1万7000ベクレルの放射性セシウムが検出され、処理場に約3000トンの焼却灰が仮置きされたままとなっている。処理場では毎日26トンの汚泥焼却灰が発生するが、東京都は27日から、これを東京・大田区の南部汚泥処理プラントに運搬し、コンクリートと混ぜ合わせた上で、中央防波堤の廃棄物埋め立て処分場に埋め立てることにした。

 しかし、仮置きされている汚泥焼却灰については、運搬方法が決まっていないため、当面、保管したままになるという。