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韓国高層ビル揺れ「建物の構造に問題なし」

2011年9月7日 21:06

 韓国・ソウルで7月、地震がなかったにもかかわらず、高層ビルが揺れた問題で、韓国の建築学会は7日、建物の構造に問題はないとする調査結果を発表した。

 建築学会は、約2か月にわたって建物内部の欠陥を調べる非破壊検査や地盤の探査などを行ってきた。ビルが揺れた原因については、スポーツジムで行われていたエアロビクスの振動が全体に伝わったものと結論付け、「倒壊などのおそれはない」と説明している。

 調査結果を受け、ビルの管理会社は、建物内でのエアロビクスを中止した他、スポーツジムの閉鎖を検討するとしている。高層ビルには約1500のテナントや事務所が入居していたが、揺れがあって以降、客足が遠のき、一部の店は退去や移転を余儀なくされている。