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北電、国主催のシンポで社員に動員指示

2011年9月1日 9:28
北電、国主催のシンポで社員に動員指示

 北海道の泊原子力発電所のプルサーマル計画をめぐり、「北海道電力」は8月31日、国が主催したシンポジウムでも社員に参加を求めるメールを送っていたことを明らかにした。

 北海道電力によると、泊原発3号機のプルサーマル計画について、08年に開かれた経産省主催のシンポジウムについても、泊原子力事務所の渉外課から泊原発の21の部署と個人1人に参加を求めるメールを送っていたという。

 北海道電力のやらせ問題では、北海道庁の主催するシンポジウムで社員らにメールが送られ、シンポジウムへの参加と賛成意見を述べるよう求めていたことがわかっている。

 北海道電力はこれまで、国主催のシンポジウムで動員などはなかったと国に報告していたが、結果的に虚偽の報告となり、第三者委員会での解明を求めていくことにしている。