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福島第一原発作業員のデータベース作成へ

2011年8月4日 0:11

 厚労省の検討会は、政府が福島第一原子力発電所で働く人一人一人の被ばく線量を長期保存するデータベースを作る計画をまとめた。

 早ければ年明けにも政府が稼働させるデータベースは、東日本大震災後、福島第一原発での緊急作業に従事した人全員の被ばく線量や作業内容、健康診断の結果などを長期的に保存する。

 また、緊急作業に当たった労働者のうち、一定以上の被ばく線量の人には健康診断を、100ミリシーベルト以上被ばくした労働者には「ガンなどになることが懸念される」としてガン検診を、それぞれ一年に1回、無料で行う。

 さらに、福島第一原発で働いた人全てを対象に、健康相談などに応じる窓口を各都道府県に1か所程度設け、労働者がいつでも自分の被ばく線量を検索できるようにするという。