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韓国政府が入国拒否 自民党3議員が帰国

2011年8月2日 1:49
韓国政府が入国拒否 自民党3議員が帰国

 日本の領土・竹島(韓国名=独島)の近くにある韓国・鬱陵島を訪問しようとして、韓国政府から入国を認められなかった自民党の国会議員3人が1日夜、帰国した。

 自民党・新藤義孝議員ら3人は、鬱陵島を訪問しようとして1日午前、韓国・ソウルの金浦空港に降り立ったが、韓国政府から入国を拒否され、1日午後10時過ぎに帰国した。

 新藤議員は「我々は何ら暴力的な活動も韓国の安全を脅かす計画も持っておりません。そういったものを(韓国の法律で)私たちのみに適用するのは納得がいかない」と怒りをあらわにした。その上で、「身体の自由が保てない。我々の視察が(日韓)両国の関係に役に立たない。別室の、窓のない、強制退去措置を行う場合の拘束するための部屋に移そうという動きもございまして、我々は犯罪者ではないし、全く説明を受けていない状態で、そういう措置は拒否する。大使に今の状況を委ねて帰国することにした」と述べた。

 新藤議員らは、韓国の入国管理事務所で入国拒否の法的根拠などを示すように求めたが、回答はなく、強制退去措置を行うため拘束する部屋に移されそうになったと説明している。

 枝野官房長官は1日午後、「韓国が国会議員に対してこのような措置を取ったことは、日韓の友好協力関係に鑑みて極めて遺憾である」と述べた。政府は1日、駐日韓国大使を呼び、抗議している。