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核の研究施設に山火事迫る 米国

2011年6月28日 8:29

 アメリカ・ニューメキシコ州で27日、山火事が核の研究で知られるロスアラモス国立研究所まで1.6キロの地点に迫った。研究所は「核物質は安全な場所に保管されている」と発表しているが、一部の施設は閉鎖されている。

 一方、洪水に見舞われている中部・ネブラスカ州では26日未明、土嚢が崩れて、フォートカルフーン原子力発電所の周辺に水が流れ込み、建物が水につかった。原発は、燃料交換のため4月から運転を停止しており、冷却システムなどに問題はないとしている。

 しかし、原発の水没は、福島第一原発の事故を連想させるだけに、地元では不安の声が広がっている。