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備え不十分の指摘は避けられず~細野補佐官

2011年6月14日 8:55
備え不十分の指摘は避けられず~細野補佐官

 イギリスを訪問中の細野首相補佐官は現地時間13日、福島第一原子力発電所の事故について、来週開かれる国際原子力機関(IAEA)の閣僚級会議で「備えが不十分だった」との指摘を受けることは避けられないとの見方を示した。

 今回の訪問は、20日から開かれるIAEAの閣僚級会議に向けて日本の姿勢を説明することが大きな目的となっている。閣僚級会議では、日本政府がまとめた福島第一原発事故の報告書について議論がなされるが、細野補佐官は、報告書は高い評価を得ているとする一方で、「震災への備えが不十分だった」との指摘を受けることは避けられないとの見方を示した。

 細野補佐官「『備えが十分でなかった』という指摘は会議でも出ると思われる。あれだけの事故を起こしているので、受け止めなければならない」

 また、菅首相の早期退陣が取りざたされている中での海外訪問については、「相手方から特に言及はないし、自分自身も政権の形にかかわらず原子力事故への取り組みに専念し、継続していきたい」と述べた。