×

津波の高さ40.5mに達する 国内最高

2011年5月30日 21:11
津波の高さ40.5mに達する 国内最高

 東日本大震災で大津波に襲われた岩手・宮古市で、津波が陸地を駆け上がった高さが、これまでで最も高い40.5メートルに達していたことがわかった。

 これは、大学の研究機関などでつくる津波の合同調査グループが30日、大阪市天王寺区で行った報告会で明らかにしたもの。それによると、宮古市の姉吉地区で、海岸から520メートル離れた山の斜面の木に漂流物が掛かっているのを確認し、海面からの高さを測定した結果、40.5メートルに達していたという。

 この調査グループは、4月にも宮古市の同じ地区で38.9メートルの高さまで津波が駆け上がったのを確認しており、今回はそれを上回って国内で最も高い観測結果となった。