海藻と貝対象に放射性物質の調査開始 福島
福島第一原子力発電所の事故を受け、福島県は16日、これまでの魚に加え、海藻と貝を対象に放射性物質が含まれていないか調査を始めた。
海藻と貝のサンプル調査が行われたのは、福島・いわき市の沿岸。16日は、地元の漁師たちが船を出して、沿岸の漁場に生えているワカメと防波堤に付いているムラサキイガイを採取した。
福島県では、これまで海の沖合の浅い場所にいるコウナゴやシラス、海の深い場所にいるヒラメなどの魚に放射性物質が含まれていないかどうか調べるサンプル調査をしてきたが、海藻や貝を調べるのは初めて。
調査結果は19日以降に公表される見通し。