×

汚染水放出、中国紙が日本の対応を批判

2011年4月6日 21:09

 福島第一原子力発電所から海への低濃度の放射性物質を含む汚染水の放出に対し、中国メディアは「日本は汚染水の処理で周辺国の同意を得るべきだ」との社説を掲載し、日本の対応を批判した。

 中国共産党の機関紙「人民日報」傘下の「環球時報」は6日付の社説で、「汚染水の処理の仕方がオープンでなく、透明性が不足しているのは明らか」と強調した上で、「太平洋への汚染水流出は、中国にとっても他人事ではない。日本は汚染水の処理で国際社会の意見を広範に聞くべきだ」と日本側の対応を批判した。

 また、「汚染水の処理は基本的に日本の国土内で行うべきであり、国際社会が『仕方ない状況だ』と認めていない限り、太平洋に流出させてはいけない」と指摘した。