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3号機から煙、周辺の放射線量に変化なし

2011年3月21日 18:25
3号機から煙、周辺の放射線量に変化なし

 「東京電力」によると、事故が起きた福島第一原子力発電所3号機から21日午後4時前、煙が上がっているのが確認された。経産省の原子力安全・保安院によると、周辺の放射線量に変化はないという。

 東京電力によると、21日午後3時55分頃、3号機の建屋の屋上からやや灰色がかった煙が上がっているのが確認されたという。場所は、使用済み燃料プールがあるあたりだということだが、煙は少なくなっているという。

 一方、現場では21日、東日本大地震で被災して失われた電源を復旧させる作業が急ピッチで行われている。優先的に作業が進む1号機と2号機には、パワーセンターと呼ばれる大本の電源までケーブルが届き、パワーセンターから中央制御室や冷却装置に電気を送るための準備が行われている。しかし、保安院などによると、部品交換などの作業で完全に復旧するまでには2、3日はかかる見通し。

 3号機と4号機については、外部からのケーブルをつなげる作業を21日中に終わらせたいとしている。