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余震見通し、今後3日間で40%~気象庁

2011年3月14日 18:11

 気象庁は14日午後、東北地方太平洋沖で発生した巨大地震の余震の見通しについて会見を行い、震度5強以上の余震が発生する確率は、今後3日間で40%であることを明らかにした。

 11日に発生した三陸沖を震源とする巨大地震は余震活動が非常に活発で、岩手県沖から茨城県沖の長さが約500キロ、幅が約200キロの広い範囲で発生しているのが特徴。気象庁の観測では、この範囲でマグニチュード5以上の余震は14日午前9時までに195回起きているという。

 気象庁は13日、同日から3日以内にマグニチュード7以上の余震が発生する確率を70%と発表していたが、その後の地震活動を詳しく分析した結果、14日午後2時から3日以内に震度5強以上の余震が発生する確率を40%とした。

 気象庁は、余震の震源が陸地に近い場合、震度は6弱もしくは6強になるおそれもあるため、今後の余震活動にも十分注意するように呼びかけている。