福島第１原発の１～２号機、第２原発の１～４号機で、原子炉を格納する容器内の圧力が上昇している。このまま圧力が上昇し続ければ容器が壊れる可能性があるため、海江田経産相は１２日、第１原発の１～２号機について、容器内の蒸気を放出して圧力を下げる作業を行うよう指示した。

　第２原発の１号機と２号機、４号機で、原子炉を冷却する圧力抑制室の温度が１００℃を超え、通常の３０℃前後を大きく上回っている状態だという。これによって原子炉を冷やすことができなくなっているため、東京電力は国に対し、緊急事態の通報を行った。