神奈川・松沢成文県知事が１日夕方、東京都内で会見し、東京都知事選挙への出馬を表明した。

　松沢氏は会見で「松沢成文はこの度、首都東京から日本を刷新するために、『あえて立ち上がる』覚悟を決めました」と述べ、正式に出馬表明した。

　松沢氏は元民主党の衆議院議員で、０３年に神奈川県知事に初当選し、現在２期目。全国で初めて公共の場での喫煙を原則として禁止する条例を成立させるなど、改革派の知事として知られている。

　松沢氏の出馬表明に、都知事選への出馬を取り沙汰されている人は以下のように話している。

　東京・石原慎太郎都知事「（松沢氏が）出馬表明したの？結構じゃないの」「（Ｑ松沢氏を後継指名したのか）違います。知りません。初めて聞いた」

　蓮舫行政刷新相「都民にとって選択肢は多い方がいい。民主党としてこの戦いから逃げるべきではない。当然、党として候補は立てるべき」

　東国原英夫前宮崎県知事「（Ｑご自身の進路について）いやだから、まだ変わっていないですよ。すみません、今しばらくお待ちいただけますか」

　また、すでに出馬を表明している外食大手「ワタミ」前会長・渡辺美樹氏は「政治の実績は負けますが、マネジメント能力なら負けませんので、堂々と戦いたいと思います」、共産党の前参議院議員・小池晃氏は「チェンジ石原都政を訴えている私と、正反対の主張をしていると思っています」と述べた。

　都知事選にはこの他にも、山口節生氏、中村克氏、雄上統氏が出馬を表明しており、松沢氏で６人目となった。