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露大統領の国後島訪問、許し難い暴挙~首相

2011年2月7日 19:53
露大統領の国後島訪問、許し難い暴挙~首相

 「北方領土の日」の2月7日、菅首相は北方領土の返還を求める全国大会に出席し、去年11月にロシア・メドベージェフ大統領が国後島を訪問したことを「許し難い暴挙だ」と強く批判した。

 菅首相「メドベージェフ大統領の北方領土・国後島訪問は許し難い暴挙であり、メドベージェフ大統領との会談においても、強く抗議をいたしました。北方四島の帰属の問題を最終的に解決して、平和条約を締結するという基本方針に従い、引き続き強い意志をもってロシアとの交渉を粘り強く進めていく考えであります」

 また、菅首相に続いて挨拶した前原外相も北方領土の早期返還に「政治生命を懸ける」と述べ、問題解決に並々ならぬ決意を示した。

 一方、自民党・谷垣総裁は、メドベージェフ大統領らロシア政府高官の北方領土訪問が相次いでいることについて、「現政権になってからの外交力の低下がそのような問題を起こしているのではないか」と述べ、菅政権の外交姿勢を批判した。