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韓国で口蹄疫の感染拡大、272万頭超処分

2011年1月26日 12:31

 韓国では、鳥インフルエンザに加えて、家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」の感染が全国に拡大し、政府は対策に追われている。

 韓国の鳥インフルエンザは、去年12月に最初の感染が確認され、26日午前8時現在で、鶏など524万羽以上が殺処分された。

 さらに深刻な被害を及ぼしているのが口蹄疫で、2か月でほぼ全土に拡大し、牛と豚計272万頭以上が処分された。特に豚は韓国で飼育されている数の約4分の1にあたり、豚肉価格の値上がりを招いている。

 韓国は来月初めに旧正月を迎え、帰省の「民族大移動」が始まることから、政府は26日朝、談話を発表し、畜産農家の訪問を控えるよう促した。