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自民党 日中首脳会談のキャンセルを追及

2010年11月1日 17:21
自民党 日中首脳会談のキャンセルを追及

 衆議院予算委員会で1日、集中審議が行われ、自民党は、先週、ベトナムで予定されていた日中首脳会談が急きょキャンセルになったことについて追及した。

 自民党・武部元幹事長「中国は『日本側に責任がある』と発言しているが、首相はその非難を受け入れるんですか。さらに、今回の首脳懇談、10分間の立ち話的な懇談、こんなことでうれしそうな顔をしちゃいいけませんよ」

 菅首相「中国側の何らかの理由があって直前にやめられたことで、残念ではあるが、しかし、我が国としては冷静に対応している。(尖閣問題が)領土問題であるかのような誤解を招くようなことを(日本側が)言うことそのものが、今の我が国の姿勢として間違っている」

 武部元幹事長「実態を明らかにするためにも、世界にアピールするためにも、(沖縄・尖閣諸島沖での漁船衝突事件で、海上保安庁が撮影した衝突の場面の)ビデオを公開すべき。能天気も甚だしい。笑い事ではないぞ!笑い事ではないぞ!」

 武部元幹事長はまた、民主党・小沢元代表の国会招致をめぐって「菅首相はリーダーシップを全く発揮していない」と厳しく批判した。これに対して、菅首相は「現在、岡田幹事長を中心に本人の意向を確認している」とした上で、「最後の判断をしないといけない状況では、私も判断したい」と述べるにとどまった。