羽田空港の新国際線ターミナルが２１日にオープンするのを前に、１６日、人気グループ「嵐」のメンバーが駆けつけて記念式典が行われた。式典後の祝賀会には、菅直人首相も出席した。

　１６日の記念式典には、馬淵澄夫国交相や東京・石原慎太郎都知事ら約７００人が参加した。また、「観光立国ナビゲーター」を務める嵐のメンバーも駆けつけ、羽田空港新国際線ターミナルのオープンを祝った。

　馬淵国交相「我が国にヒト、モノ、カネを積極的に呼びこむ原動力としていきたい」

　嵐・松本潤さん「羽田空港が変わると、日本が変わる。そんなふうに僕自身、ワクワクしています」

　式典の後には菅首相も出席して祝賀会が開かれた。菅首相は「（日本経済の）新たな成長へのスタートにするきっかけになると期待している」と述べた。

　羽田空港は、４本目の滑走路の完成で発着枠が拡大する。これにより、３２年ぶりに羽田空港に国際定期便が就航し、アメリカ・ニューヨークやフランス・パリ、中国・北京など世界１７都市と結ばれることになる。

　東京の新しい玄関口として日本の伝統や文化を体感できるよう、ターミナルの４階には江戸の町並みを再現した商業施設もつくられている。