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ノーベル賞受賞の2人を歴代受賞者が祝福

2010年10月7日 1:00
ノーベル賞受賞の2人を歴代受賞者が祝福

 スウェーデンの王立科学アカデミーは日本時間6日、今年のノーベル化学賞を北海道大学の鈴木章名誉教授(80)とアメリカ・パデュー大学の根岸英一特別教授(75)に授与すると発表した。これまでのノーベル賞受賞者の反応は以下のとおり。

 電気を通すプラスチックを発見し、00年にノーベル化学賞を受賞した白川英樹さんは6日、今回の2人の受賞について「日本人がまたノーベル賞を受賞できてうれしい。鈴木先生の研究は世界中の研究者の研究の基礎になっています」とコメントした。

 分子の作り分けに成功し、01年にノーベル化学賞を受賞した野依良治さんは6日夜、インターネット会見を開き、「日本の化学が花開いたという感じがしますね」と2人を祝福した。

 たんぱく質を細かく分析する方法を開発し、02年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんは6日夜、「これで次々と化学賞の受賞者、日本人が出ていらっしゃることで、私自身の肩の荷もだいぶ下ろすことができるなと思います」と述べた。

 08年に物理学賞を受賞した益川敏英さんは「両先生に対し、まず、おめでとうと言いたい。(受賞すると)色々な所へ出席しなきゃいけないので、体調に留意していただきたい。その間、研究とかできませんのであきらめてくださいと」と述べた。