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福島第一原発、プルサーマルが臨界に達する

2010年9月19日 1:04
福島第一原発、プルサーマルが臨界に達する

 「東京電力」はプルサーマル発電をする福島第一原発3号機を18日に起動させ、午後には核分裂が連続して起きる「臨界」に達した。運転開始から30年以上たち、老朽化対策をした原発でのプルサーマルの実施は、国内で初めて。

 東京電力は、17日午後11時ごろにプルサーマル発電をする3号機を起動させる予定だったが、炉心に冷却水を送る系統のランプが点灯したままとなるトラブルがあり、作業は11時間以上中断となった。その後、原因を特定して修理したことで、東京電力は18日午前10時20分に3号機を起動し、午後1時20分には核分裂が連続して起きる臨界に達した。

 プルサーマル発電は全国で3基目だが、運転開始から30年以上たつ老朽化対策をした原発での実施は国内で初めて。