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宮崎県 口蹄疫の終息を宣言

2010年8月27日 12:59
宮崎県 口蹄疫の終息を宣言

 宮崎県は27日、家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の終息を宣言した。最初に口蹄疫が確認された4月20日以来、130日目の終息となる。

 宮崎・東国原県知事は27日、「今回の本県における口蹄疫は、終息したことを宣言します。温かいご支援をいただいた全国の皆様に、心から感謝を申し上げます」と述べた。

 宮崎県では、4月20日に口蹄疫が確認され、292の農家で口蹄疫が発生した。国内で初めてのワクチンも接種され、処分された牛や豚などの家畜の数は約29万頭に上った。特に被害が集中した児湯地区は、牛や豚が全くいない状態となっている。

 東国原知事は「念には念を入れてこの日を迎えた」と安全性をアピール。29日から子牛の競りを再開するほか、今後、宮崎県の施設から観察牛を導入してウイルスが残っていないか最終確認し、畜産の再生・復興を目指す。